manaです*
今日は、
気付かないうちに苦手な人間性が
自分の中にひそんでいた話です。
ギバーのつもりだったのに
「違うかも」。ハッとして、
自分を見つめなおそうと感じた出来事でした。
仕事を辞めた後の事。
退職から引っ越しまで少し時間がありまして、
ようやく引っ越し先が見つかったとき、
勤めていた園に挨拶に行きました。
前日に、差し入れの買い物に出かけ、
元同僚の喜ぶ姿を想像しながら
オシャレなスイーツを購入。
『あ、これから暑くなるし
冷蔵庫にストックできる
飲み物も持っていこう。』
そう思い、たまたま一緒にいた父とスーパーへ。
コーヒーか、スポーツドリンクか・・・
何にしようか悩んでいた時にふと
以前、色々な果物の缶ジュース詰め合わせを
差し入れでいただいたときのことを思い出しました。
自分はもちろん、同僚も上司もみんな喜んで
それぞれ好きな味を選んでいた。
その映像を頭に浮かべながら、
1種類ではなく選べるものがいいなと
ジュースコーナーへ。
でも、そもそも箱売りが見つからず。
私は店員さんに聞くのが苦手で
自分で探し出すタイプなのですが
一緒にいた父が「聞いてみようか?」
と品物陳列中の店員さんに声をかけました。
父「ジュースの箱に入ってるのはありますか?」
店員(不満げな顔)
『何のジュースですか?』
父は私に顔を向け、答えを待っている。
私「えっと~」
『置いてあるものの中から選びたいから
場所を知りたいだけなんだけどな…』
と思いながら話し出したとき
私「見て決め・・・」
店員『在庫があるかどうかは
ジュースの種類によります(怒)』
態度が悪くてモヤっとしてしまった。
私「見て決めたいんで、
どこにあるか教えてもらっていいですか?」
口調が強くなってしまった私に
店員さんは、あっ!という表情。
そのまま
ペットボトルの飲み物コーナーに案内されました。
私「缶ジュースがいいな」
父「缶ジュースはどこですか?」
店員さんは缶のところに案内。
私が「ありがとうございました」と
もういいですよ~感を出しても
近くでずっと立っている。
私「箱ってないんだね。
こういう感じのがいいんだけどな」
大きさ等のイメージを父に伝えたところ
父「これの箱売りはありますか?」
店員さんは父がそう聞くとすぐに
バックヤードに取りに行ってしまいました。
そのジュースは
ファ〇タ グレープ味 二十数本入り
買いたかったものと違う。
だけど、持ってきた後でいらないとは言えない。
仕方なくそれを買ったのですが、
その後モヤモヤが消えませんでした。
『作業の邪魔されて怒ってたのかな?
店員さんなんだから
ちゃんと対応するのは当たり前でしょ。』
そんな気持ちが
私の心にあったに違いありません。
よくよく考えたら、
そのお店は箱を店頭には出さず
バックヤードにおいてあるタイプのお店で
その前提があれば
ジュースの銘柄を聞いてきた
店員さんの行動にも納得です。
私(客側)の、箱は棚に置いてあるイメージと
店員さんの、棚にはおいてないという理解の差
から食い違いが起きてしまっただけです。
さて、
私は横暴な態度の人間が苦手です。
飲食店で店員さんに命令口調
大声で文句を言う
怒りあらわに公共の場にいる。
近寄ったら心がすり減るようで怖い。
そんな人間にはなりたくない。
反面教師にしていました。
ずっとそう思っていたのに、
そう思っていた自分が
感情を出して威圧的な態度をとった。
あの怖い人たちは
鏡の前にいる自分だった。
店員さんの行動に対してではなく
目的の缶ジュースが買えなかったことでもなく、
そんな態度をとった自分に
モヤモヤしていることに気付きました。
ギバー・マッチャ―・テイカー
という言葉を知っていますか?
世の中には3種類の人間しかいません
ギバー:人に与える人
テイカー:人に求める人
マッチャ―:どちらの要素も含む人
場や状況次第でどれにも
なり得るのですが、自分は
基本的にギバーだと思っていたんです。
ずっと。
子どもの成長をサポートする仕事だった
ってのもある。
分かりやすいところで言えば
友達や家族に渡す誕生日プレゼントも
お返しをもらおうなんて考えてなかった。
この日も、
同僚の喜ぶ顔を思い浮かべながら
自分の時間とお金を喜んで使った。
だけど、違ったんですね。
ギブしたらテイクがあると
どこかで思っていたのかもしれません。
子どもをサポートしたら
できるようになって笑顔が見れる
差し入れをしたら喜んでもくれるし
「ありがとう」という言葉がもらえる
もっと言うと、
『mana先生は気が利くと思ってくれて
評価が上がる』とか、そんなことまで
心の奥底では考えていたのかもしれません。
結局、自分のためだったんだ・・・。
お金を出して買うんだから
店員として
正しい態度をとってくれるはず。
そう思っていたんでしょうね。
自分はお金をギブするから
定員さんにテイクされるべきだと。
さて、ビジネスにおいて
ギバーになることは必須事項です。
表面的なものではなく、
根本的な考え方からギバーでないと
上手くいかないと思います。
はじめから
「これ買って~、お金ちょうだい~」
って言っている店員さんから
物を買おうとは思わないですよね。
その気持ちは
たとえ隠していても見えてしまうものです。
だから私はまず、根っからの
ギバーになろうと思いました。
無意識にしても簡単に見返りを求める
そんな人間は
ビジネスで成功するわけがない。
まずは
自分が得た知識・経験・価値あるものを
必要としている人に伝えようと。
上手にできなくても
地味で泥臭くても
届けた先のあなたが満足できる。
何かを発見できる。
そこを目指して。
ビジネスに限らず日常でも
そこにフォーカスして物事をとらえていこう
そう思いながら、発信を続けていきます。
今日はお恥ずかしい一面を
お見せしましたね。
失礼いたしました ^^;
今はこんな失敗談も学びの一つだと
捉えられるようになり、
ちょっとだけ成長した気がしています。
では、また☆彡
mana
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